nostalgic
弟の部屋のコンポから流れるレトロな歌。
目をつぶると埃臭いぬいぐるみが踊る自分の部屋。
大きなテーブルとパソコンを従えたリビング。
日差しが眩しくて暖かくて優しい。
柔らかい。
ぁぁ暖かいな。
街。
夜になってもなんとなくカビ臭い情緒残る裏通りも
夜の8時から朝まで露店の番を退屈そうにする外国人のお兄ちゃんも。
全身黒ずくめで夜の店の名刺を断られながらも押し付ける兄さんも
チーズピザが美味しいダーツバーも
親友とよく行った外国料理屋も
カウンターしかないラーメン屋も
お気に入りのカラオケ屋も
なんて愛しいんだろう。
数えきれない。
まだまだまだ。
まだあるよ。
私が残ってる。
私が残した。
私の足跡がいくつも見つかるあの街を。
あの場所を。
ぁぁなんて
いとおしいんでしょうか。